日々是暇

ホテルと、その解体

駅までの道中にある、教会のあるホテル。それが、どうやら営業終了、解体になることを、フェンスに囲われてから知る。

土日には度々結婚式が行われており、僕の友人もここで式を挙げた。そこが無くなるというのはどういう感情なのか、僕にはまだ分からない。

そして、フェンスには解体する会社のロゴがプリントされている。なんか見たことあるな……と思ったら、僕がWEBデザインを始めたころに携わった会社だった。

「友人の結婚式会場を解体する会社は、僕がホームページをデザインしたことのある業者だった」

大多数の人から見たら何のつながりもない「ホテル」と「解体業者」が、とある視線から見るとストーリーでつながる。

こういうことが、世界のあちこちで起きていることを思いながら、夜空を眺めた。

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