
公開前から散々言われてきた「リトル・マーメイド」の実写版映画。1ヶ月経とうとしている今でも興行成績ランキングの3位にいるから、興収的にはそこそこなのでしょう。
最近、「ポリコレ」という言葉がうるさい。
アリエルにハリー・ベイリーをあてるキャスティングにものすごい嵐が起こった。原作アニメで白人のアリエルに、なぜ黒人をあてるのか、と。アリエルを返せ、と。
僕ももちろん違和感はあったけど、それほど怒ることでもなかったというか、ただただ、「アニメのアリエルとは違うな」という感想だけ。
それはもちろん、そこまで「リトル・マーメイド」に愛着がないから。ディズニーのアニメは子供のころいくつか観てきたけど、これはどちらかというと女の子向けのお話で、男兄弟の僕の家にはビデオが無かった。
でも、そんな僕みたいな人って結構いるんじゃないのかな。そんなに連日トレンド入りするくらい、世の中リトル・マーメイドが大好きだったのか、と。
思うのは、どれほどの人が、今回の「キャスティング」について本気で嘆いているのか、ということ。批判の中に、本当に「赤髪で肌の白いアリエル が大好きな人」はどれだけいるのかな、と。
子供のころから大好きだったイメージが崩された怒りは理解できるけど、なんだか今回の騒ぎの中には、リトル・マーメイドに愛着はないけど、アリエル越しに「ポリコレ」自体を攻撃したい人が混じっているような気がして、なんだかもやもやする。
行き過ぎたポリコレには疑問を持たざるをえないけど、それと同じくらいポリコレ自体に嫌悪を持つ人も苦手になってきた、今日この頃。