レオナルドディカプリオ、メリルストリープ、さらにアリアナグランデまで大物が多数出演するNetflix配信の映画。
新しいすい星を発見したは良いものの、それが地球に衝突することまで大発見してしまった天文学者とその生徒。NASAを通じて政府に対策を申し立て、果たして地球の運命やいかに……というと、ディープインパクトかアルマゲドン化というお話ですが、この映画の笑える(笑えない)ところは宇宙よりも地球でのゴタゴタに終始していること。
問題は提起されたものの、大統領は支持率の計算で忙しく、世間は陰謀論だと取り合わない。大企業と政府の損得の計算から従来の迎撃作戦もとん挫。やっと彗星が肉眼でとらえられる距離に入っても、不都合な現実から目をそらそうと「Don’t Look UP!(上を見るな→現実を見るな)」と扇動する政府とその取り巻き。全体がコミカルに描かれているものの、 身の回りを眺めればどこか笑えない。
コロナ禍にこの映画が上映される意義は小さくない。情報が溢れかえって、逆に何が正解か分からなくなること、それが人類の致命傷になりうる怖さを伝えてくる映画。