三浦瑠璃氏による新書。「分断」という言葉が世間にあふれている昨今の現状を素早く描写した一冊と言える。
タイムリーではあるものの、元となるデータはしっかりと提示し、説得力がある。
趣旨としては、
- 日本人の社会的価値観は総じて左右ニュートラルであり、それらは政党間の支持に影響していない
- 価値観の乖離が起きているのは安保や外交で、野党が本気で政局をとりにいくならリアリズムに寄る必要があるのでは
- 本「分断」は政治をする上で自然に起こるものであり、忌避するものじゃない。
他にも保守と革新の歴史を軽く紐解いたり、年代観の分析も入っていたり、わずか200ページの中にもりだくさん。
人は間違いを指摘されるよりも、自分が認めたのだと思う方が、すんなりと価値観の変化を受け入れられる