「第一次世界大戦」「長回し」というキーワードだけでのぞんだこの映画。
めちゃくちゃ素敵だった。
「長回し」に関しては、長回しどころか主人公からカメラが切れたのは一回きりという仕様。常に主人公の周りを追跡する視点は、さながらメタルギアソリッドやバイオハザードみたいなFPS的なゲーム感覚で、緊張感が凄まじい。
とは言え、実際の時間軸でずーっとカメラを回してたらとうてい物語は終わらないわけで。そこで、緩急つけたグラデーションのように時間と場所が切り替わっていく、新感覚の表現方法を味わえた。主人公はずっと画面から切れないのに、周りがふわっと変化していく。戦争映画なのにファンタジーのような錯覚に陥った。
パラサイトといい、豊作の年だったのかなと思う。