時代は十九世紀アメリカ。奴隷解放運動の支持者から金を巻き上げる父親の詐欺の片棒を担いでいた少年、チャーリーが、父親の死から自分の運命を決め、それを成すまでの冒険記。解放運動の支持者にかくまわれ、支援され、反対者から追われ、命を狙われながら、詐欺で奪い取ったはずのお金を、元の目的通り、解放運動のために届ける。
時代が時代のためか、始終血が絶えず、チャーリーを助けてくれた人たちにもどんどん犠牲者が出てしまう。その中で、目的や、自分という存在そのものに疑問を感じながらも、一歩一歩旅を続けていく。
生生しいのですが、とっても素晴らしい物語で、人生に対する示唆に富んでいた。
自分が関わったもの全ては、自分の一部になる
という詩人の一言は、本当にそのとおりだと思ったし、それが徐々に少年に吸収されていくの過程に感動した。
この本と同時に色んなことを思った三連休。友人の助言もあり、「ちょっと肩の荷を抜いていこう」と思った。