日々是暇

この会社は実在しません

ホラーは苦手なのに、後輩が「これを」と持ってきたなら先輩は読まないといけない。

「この会社は実在しません」ヨシモトミネさんの作品。

ホラーの中でも、流行りのモキュメンタリータッチの作品。このジャンルはいかにリアルに寄せるかが勝負どころなのかと思っていたけど、これは割とストーリー重視。最終的にこれも資料であるというオチではあるけど、例によって不気味な資料をいくつか提示した後は、登場人物視点の挿話がしっかり小説でフィクションとして現実世界から切り離せたので、思ったより怖がらずにスピード感をもって読めた。

――それはモキュメンタリーとしてはどうなんだろうとは思うけど、エンタメとしては成功していると思うので、ホラー苦手でモキュメンタリー触ったことのない人には入門の一冊としてすすめられそうなくらい。(本当に極度の怖がりの人は止めといた方が良いかもしれないけど…)

後半の多少の強引な展開もジェットコースターに乗ったと思って大目に見よう。重めの読書の合間の、良い息継ぎになった。

あと、退勤後のカフェでの読書、良い。

今日は無難にスタバにしたのだけど。エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」みたいなカフェがあったら理想なのだが……

これも新しいリズムの一つに出来ないか、試してみたい。

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