
「読み出したら止まらない歴史の裏側」を読んだ。後輩から貸してもらった本だ。
僕はこの手のタイトルをあまり手に取らないし、手にしても実際に止まらなくなった本はあまり無い。
しかしこの本は、本当に止まらなかった。
サクッと読める2〜3ページほどのトリビア・トピックが、古代〜近現代へと歴史順に並ぶ。軽やかに次の話題へ移るので読むのが重くない。それぞれの話題は断片的であるものの、大きな出来事は抑えてあるので、これを通読すれば歴史をざっと復習できる良い本だ。
日曜の夜に一気に人類の歴史を駆け抜けたことで、読後、物語はそのまま自分の視点に移る。改めて、歴史の最前線にいることを思い出す。これまでの歴史全ての伏線を回収して、ここにいる。
一つ一つの物語は自分に関係ないものに見える。けれど、どんな愚かな行為や戦争も、自分がこうして存在する一因になっている。このページの中の何かが無かったら、この車両に乗っている顔もガラリと変わってしまうのだろう。
通勤中に思ったちょっとしたことだ。
僕の伏線もまだここにいない誰かが受け取るだろうか。
――変な伏線は残さないようにしたいものです。