僕は「山あるある」だと思っているのだけど、
低い山から見る高い山と、高い山から見る低い山の見え方には差がある
と思っている。

例えば、北アルプス、焼岳(2455m)から眺める穂高岳(3190m)は、その差は735mもあるにもかかわらず、「あとちょっとで届きそうだな」とか思えてしまう。もちろん遠近感とかもあるけど。(言わずもがな富士山頂からだと、あらゆる山が「丘」に見えてしまう)
ただ、いざ穂高岳から焼岳を見下ろすと、圧倒的に低い。遠近感で言うなら距離は同じなわけで、ただ高い山から低い山を見ると、かなりの差を感じてしまうのだ。(この感覚を共有したことがないため、他の登山者がどう感じているか訊いてみたいところ)
これを今日歩きながら思い出していたところ、これは「技術」「練度」にも言える話だということに気づいた。
特に僕は「デザイナー」という職種だから身に覚えがあるのだけど、まだデザインをやり始めたばかりの頃に、他の参考WEBサイトを見ながら「なんとなく意図は分かるし、なんとなく僕にも描けそうだ」と思いながらPhotoshopを動かしていた。謎の自信……
ただ、曲がりなりにも7年続けて、それなりに成長させてもらって、その頃の自分のデザインを見るとかなりレベルが低い。
今の自分のデザインを見る7年前の自分と、7年前のデザインを見る今の自分の見え方、そこにはかなりのギャップがある。
きっとレベルが低いと、レベルの差すら見えないということなのだろう。上に立って初めて何故上に来られたかを知ることが出来る―――
なんかこんな世知辛い理を思いついてしまった、小春日和の散歩でした。