日々是暇

すべての月、すべての年

ルシア・ベルリンの作品。行く先々の僕に刺さる書店で平積みされており、きっと僕に刺さる本なのだろうと買ってみた。

刺さりすぎるほど刺さった。

どうしようもない人生、どうにもならない人生。不可抗力、理不尽etc…。それぞれの弱さを抱えた、だけど魅力的な登場人物たち。

この中でも長編になる「笑ってみせてよ」は狂気すれすれの危うい幸せが、ものすごく綺麗だった。無力な母親が無抵抗なままに我が子を死なせてしまう「ミヒート」は辛すぎた…

基本的に著者の体験が元になった作品が多いようだ。特に著者が医療関係の経験があるが故の、そういう現場での話は、今の僕には身につまされすぎて歩みの重い読書でもあった。

短編集なのだけど、一つ一つに人生のテーマが込められており、一つ一つ読むたびに「あ~…」とため息をついてしまう。そのため、すぐに「じゃあ次へ」といけず、結果思いのほか時間がかかってしまった。

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