最近「丸くなる」ということについて話し合った。学生時代とがっていたものが、歳を重ねるごとに少しずつ、やわらかく変形してきたと。
その話が、この曲を思い起こさせた。「経験を重ねて」。ルドヴィゴ・エイナウディ作曲「Experience」の邦題。
基本的に一つの旋律が繰り返されていく。ピアノのソロから入り、ストリングスが入り、音数が増えて重なっていって、徐々に壮大な音楽になっていく。
そして最後は、元のピアノソロに戻る。始まったところに戻っていくように。
多分、どんなに社会に揉まれて変わっていっているように見えても、その人の根本を流れる旋律は変わらない。一つの大事なメロディの上に、人は音を重ねていく。
そのメロディの調に合う人が友達になっていくのだろう。
人生をこう表現された曲は初めてで、最近リフレインが止まらない。