
ハン・ジョンウォンさんのエッセイ。新宿のブックファーストでの完全なジャケ買い。何気なく手に取って、パラパラとめくってみたら、素敵な文章に引き込まれてそのままレジへ(書店の大小に関わらず本との出会いはあるものです)。
この方はエッセイストである前に詩人のようで、本当にそのままですが、この本はエッセイでありながら詩のような読書体験だった。
(失礼ながら?)「ここが良かった!」みたいな強烈な印象がある箇所があるわけではなく、しかも(これは本当に失礼なのですが)、読んでいる大半はうつらうつらしていた。
そんな夢うつつの状態に、ページから言葉が風みたいに体を通り抜けていく感じ。とても気持ち良かった。
最近読んだ中では島田潤一郎さんのエッセイに近い。一日一日を丁寧に生きる、言葉を大事にする優しい作者像が浮かんだ。(そして韓国でも詩人は猫を好むんだなと)