日々是暇

SUMMER SONIC 2024

当初は「今年は面子弱いかな」とか「ちょっとアイドル多いな」とか思って、参加を見送ろうと思っていたサマソニ。ただ、ステージ割が発表されてみると案外自分でも楽しめそうなルートが見えてきて。行かなかった年に毎回感じる「行かなかった後悔」を考えて、行ってみることにした。

結果、挙げればキリがないほど、素晴らしいライブだらけだった。リル・ヨッティ、ローレン・スペンサー・スミス、ステファン・サンチェス、レイヴェイ、ブリーチャーズ、ナッシング・バット・シーヴズ、ニア・アーカイブス、オリヴィア・ディーンといった結局たっぷりな洋楽勢、水曜日のカンパネラ、Number_i、GLAYといったバラエティ豊かな邦楽勢……結局、いつも通りの「僕のサマソニ」を実現できていた。そう、「結局」こうなるんです。

マネスキン開演前。スタンドまでぎっしり埋まる。

そして何も面白くないことを言うと、両日のトリ、マネスキンとブリング・ミー・ザ・ホライズンは最高だった。

マネスキンは、こんなごった煮のラインナップの中でイタリアのハードロックバンドがスタジアムを満杯にしていて、それが全員盛り上がっているのが信じられない景色だった(6曲くらいでリル・ヨッティに流れたけど、最後までいればよかったかなとか)。

BMTHは、まさに「今」「ここで」出来ることを全てやった感じ。コラボ曲ではコラボ相手のオーロラ(彼女にいたっては自分のステージの17分前)、ベビーメタルまで登場。フェスのトリでありながら映像&演出、コンセプトゴリゴリのステージ(ライブ後に司会のサッシャが出てくることも禁じたこだわりよう)で、1時間強がずっとクライマックスのようだった 。

もう、本当に、語彙力貧弱に「最高」に尽きる2日間だった。

―――ただ、考えさせられることが無いでもなかった。個人的に気になっていたのが今年顕著に増えた「アイドルのファン」がフェスにおいてどう動くのか。ついでに他のアーティストも楽しんだりするのか、それとも……

答えは分からない。分からないけど、自分の視界の範囲では、アイドルのファンは演奏中であるソニックステージを見向きもしないで通り過ぎて行った。「なんか知らないで観てみたら良くてハマった」みたいなフェス文化は、彼女(彼)等にはあまり根付かないように見えた。

おそらくその「曲」が好きなんじゃなくて「推しが演る曲」が好きなんだろうと。KPOPのとあるグループが好きだからといって、「KPOPが好き」なわけではない。「音楽性でファンになる」というのは普通じゃなくて、ごくごく「一部のスタイル」であることを勉強させてもらった。

とまぁ、文字で書くと否定的に聞こえるけど、僕的にはどうでも良くて。そもそもそういう自分もアイドルのステージを観ていないし。各々が快適に過ごせれば、決して交わる必要は無いと思う。(ファンダムのごちゃ混ぜ感は今に始まったことじゃない)

だからこそ、混ざらないと分かった以上、今後のステージ割には気を遣ってもらえれば。BODYSLAM→BOYNEXTDOORの流れで発生した混沌は、それぞれのファンの悪いところが出てしまった悲劇だった。

ともあれ、円安で洋楽アーティストが呼びづらかった今年に、推しの力でチケットを買ってくれたアイドルファンには感謝しかない(何様という話ですが)。清水社長が今後どういうビジョンを描いてるのか分からないけど、まだしばらくはついて行こうと思います。

P.S.終わった後にNCT DREAMを聴いたらめちゃくちゃ良かった。食わず嫌いはお互い様、サマソニがこの傾向でいくなら、来年は僕もアイドル聴きに行こうかな。

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