日々是暇

守門岳~豪雪地帯のブナ

Rural Readingにて 、チャイを飲みながら

新潟県長岡市にあるRural Readingというブックカフェでこれを書いてる。

“Rural”は「田舎」、その名の通り、田園風景の広がる集落にポツンとあるカフェ、兼、本屋。とても居心地が良いし、チャイがクリーミーで温かくて秋雨が少し冷たい今日の身体にみた。そういう素敵な場所で、昨日の登山の話を。

守門岳、と書いて「すもんだけ」と読めるのは、地元の人か山に登る人くらいだろう。
残雪期の雪庇や初夏のヒメサユリが有名だけど、紅葉も素晴らしいらしく、2週連続のアルプスに疲れていた僕は、守門岳山頂への最短ルートである大白川口から登った。


ブナ林の急登で一気に尾根にとりつきそこからさらに登りに登って主稜線に接続、山頂を目指すというストイックなコース。尾根から見上げる紅葉の守門岳は、青空に赤黄色とハレーションを起こしそうなくらい眩しくて、「良いんじゃない?」と独り言をつぶやいてしまった。それだけ幸せな登山道だったということ。

ウキウキしながらたどり着いた山頂には、何の会か、ヒジャブで頭を覆ったイスラム圏の学生さん(くらいの歳に見えた)達が休憩をとっていた。日本人の引率の方が3名程いたとは言え、ほとんどがセーター、ジーパン、運動靴くらいの装備で、有名どころでもないこの山に……好奇心に勝る登攀力は無いかもな、と思った。 (そのうちの一人の女性がくれた、見たことないメーカーのクッキー、めちゃくちゃ甘かったけど、登頂後の身体にはすごく美味しかった。)

この登山道、稜線に出るまではブナの森を歩くのだけど、どの木も急斜面に、冬は豪雪の影響か、根元はほぼ真横に生えてから、ぐにゃりと上を目指すように伸びている。環境が厳しくとも、しっかり根をはって太陽を目指すその姿が、精神的にものすごく美しかった。願わくはこういうブナのように生きたい。

Rural Readingにて
Yさんへ

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