日々是暇

哲学の使い方~人生の短さについて

「自省録」「友情について」と読み、次いで昔購入したセネカの「人生の短さについて」を読み返してみた。最近の僕は哲学的だ。

「人生の短さについて」はかなりアグレッシブ。とにかく「今を全力で生きろ」ということを叫び続ける。

生きることの最大の障害は期待をもつということであるが、それは明日に依存して今日を失うことである。

将来のことはすべて不確定のうちに存する。今直ちに生きなければならぬ。

今でも強烈な光を放つ言葉の数々……ではありますが、ちょっとこの歳になると眩しいというか。20代の頃は強烈なカンフル剤になったけど、毎日をこのテンションで生きるのはキツいということがもう分かっている。

加えて、この主張の中においては、かなり他者を排除する。他人に構っていないで、とにかく自分の目的を達せよと。

もちろん、大きな目的が無いことが問題ではありますが、やっぱり友人は大事だと思っており、友人に喜んでもらうことが僕の喜びであることにおいて、必ずしも他者への介入と人生の目的は矛盾しないんじゃないか。

今日思った結論としては、哲学は組み合わせて、都合よく使うべきかなと。何か一つの矜持だけで生きていくには、現代は複雑になりすぎている。

調子良いときはこれ、落ち込んでいるときはそれ、と、状況に応じて使い分けていくのが、現代の哲学の使い方かもしれない。

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