
ここ1,2ヶ月、登山へのモチベーションが湧かなかった、というか、いったん休んでいた。
ゴールデンウィークの九州の道中、二百名山をハントするつもりだったけど、足の痛みが耐え難くとても高山は登れず、そして未達成に対して何も思わなかった自分に少し驚いて。
いったん山から離れてみようと、1ヶ月ほど、ぼーっと過ごした……のは、この前書いた通り。
そうしたら、自然と次の気持ちが湧き上がってきた。
「山を歩きたいな」
そんな折、佐々木俊尚さんや、そもそも今号のコピーライティングを担当した中村さんのシェアで知った、BRUTUS。ちょっとハイソな印象があったから買ったことなかったけど、今の気持ちにベストマッチ。
まず、「山を、“歩こう”」というのが良い。「登ろう」じゃなくて「歩こう」。とかく人生にしろ何にしろ、登ろうとしてきた自分に、程よいブレーキを踏んでくれる言葉。表紙だけで沁みる。(今こうタイプしていて、「沁みる」って良い文字ですね。水に、心。)
中ではこのテーマに沿った、各人の山の歩き方と考え方が掲載されている。「音を記録する」「動植物の絵を描く」「山小屋に本を探しに行く」……どの方も、ただ、その方の楽しみ方、その方の歩幅で歩くだけ。良い、すごく良い。
僕があまり山雑誌を買わないのは、ルートも登山哲学も、自分で決めるものだ、という変な意地みたいなものがあったからで。もちろん、自分で決めるのは前提だけど、そこに他者の考えの介入を禁止する決まりはないなと、少し反省もした。
久しぶりにがっつり雑誌読んだな。新しい人生アイデアも得られて、価値の高い一冊でした。