今回の直木賞、芥川賞は薄目でサクッと読めそうだったので、両方買ってみた。
今日読んだのは高瀬隼子さんの「おいしいご飯が食べられますように」。
一つの部署の中の人間関係。その摩擦模様。食に頓着が無いというか、むしろ憎む気持ちすらある二谷と、食を大切にしていて、仕事が出来るわけでもなく体が弱くてすぐに早退しちゃう芦川さん、そんな芦川さんが嫌いな、意識高いわけじゃないけど仕事ができちゃう押尾さん、主にこの3人の視点で描かれる。
評価は賛否両論あるみたいだけど(芥川賞って大体そんなもん)、僕はちょいちょいクスッと笑ったり、登場人物たちに共感できることも多くて、満足の150ページだった。特に二谷と押尾さんの言い分には結構うなずけることも多くて。僕も芦川さんが実際に職場にいたら苦手に思うだろうなとか。
めちゃくちゃリアルな職場模様を鮮やかに描いた本作は「職場ホラー」みたいに言われるらしいけど、こんなに現代を描ける作者の視点は、さすが受賞作家と納得の出来でした。