是枝監督が韓国の俳優陣と制作した映画。子を捨てた母親、それを売ろうとするブローカー、さらにそれらを追う警察の不思議な縁の話。
全体的に、暗い。捨てた理由も売る理由も暗いし、そうせざるをえない社会背景も暗い。ほんのり笑いを誘うシーンもあるけど、どうにも逃げられない現実がどんどん追い詰めてくる。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
と交わし合うシーンは、この映画の救いと言える部分か。
言いたいことはすごく分かる。ただ、個人的にはちょっと味付けが薄すぎるというか……感情を触られはするけど、揺さぶられはしない。
ソン・ガンホの演技だけは、やっぱり大好きだった。映画館で観るものかどうかは、ちょっと分からない。