友人から話題を聞いて、フェリーの暇つぶしとして購入した漫画。(2冊で1400円近くて割と高い……)
ハッピー星から来たタコピーが、いじめられっ子のしずかちゃんを、いろんな道具を使ってハッピーにしようと奮闘する……と聞くとドラえもんのようなものを想像するけど……
実際には宇宙のタコピーには人間のことなどわからず、ただ無邪気にハッピーにしようと空回りして、結果しずかちゃんを自殺にまで追い込んでしまう……
それでも道具を駆使して時間を遡らせたり(何回繰り返しても失敗)、あげくいじめっ子のまりなちゃんを殺してしまうが、そっちはそっちでかなりキツい人生を強いられてる子だったり……本当に八方塞がりで救いようがない話。
純粋すぎるタコピーがいじめのつらさに気づいたもきのセリフがリアルだったのが印象的。「あ、これ、無理だ」
良い子がいつも良いことをするわけじゃない。悪い子が完全に悪い子じゃない。それぞれが環境から「こうするしかない」と消去法で選んだものが、それぞれを不幸にしてしまう。今もどこかで起きているストーリー。絵とは裏腹にかなり現実的。
最終的にはタコピーが自分の存在と引き換えに、2人にハッピーな未来を届ける。本当に、良かった。タコピーはいなくなっちゃったけど……