日々是暇

ベルファスト

北アイルランドにある地名がタイトル。監督自身の半自伝。

1969年、少年バディの住んでる地域はプロテスタントとカトリックが一緒に住んでいたが、一部のプロテスタントの過激派がカトリックの住居や店に襲撃をしかけ、町は軍隊がバリケードを作るほど殺伐としていた。
バディも悪だくみに与するようそそのかされたり、父親も勧誘を受けたり、混沌とする中から抜け出そうと、一家はイングランドへ引っ越すことにする。その一連の出来事。

大人の世界がいかに深刻であっても、子供にとっては隣に好きな子が座ってくれるかどうかの方が大事で、不穏な社会の中でも見聞きしているものが幸せならBGMが変わってしまう。そういう子供的な視線が懐かしかった。

あと、おじいちゃん(とバディの会話)がいちいち深い。

算数で良い点数が欲しいバディにおじいちゃんがアドバイスする。

「1と7をあいまいに書くとかして、正解になる確率を増やせ」

「でも、正解って一つじゃないの?」

「正解が一つなら紛争なんて起きないさ」

今この時世において、示唆に富んだ問答だった。

お父さんも最後に一言。

宗教なんて関係ない。フェアで誠実であれば良い。

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