という名前の本。新書サイズ。
6年前くらいのベストセラー。このタイトルを見て、普段本を読まない人が社交場でもって本の話題で上手く立ち回れるようになるハウツー本だと思ったら大間違い。(そもそもこの本自体が読めない恐れがある)
ざっくり言うと、読んでなくてもそれについて語ることは可能だが、肝心のその方法は「その本が世の中の書物の中の(本作の中では色んな形式の『図書館』という言葉で言い表される)どのジャンル、どの傾向、特徴etc…に属しているかを把握していれば、中身を読んでいなくても評論することが出来る」というもの。
つまり、その(私見や偏見が混じっていようが)「自分なりの図書館が出来上がっている」ことが前提の技術。この作者も学者であり、流し読み、うろ覚えにしろものすごい読書量が背景にある。
作中で、小説家や評論家が読んでもいない本を批評するシーンの例が多く引用されるものの、そもそもが「小説家」「評論家」なので、書に対する技術量が一般人とは(本を読まない人からしたらなおさら)圧倒的に違う。ここを誤解して買うと、全く期待外れの本になってしまうことは注意した方が良いかも。