フランツ・フェルディナンドの「HITS IN THE HEAD」を聴いて。ニューアルバムかと思ったら、ベスト盤だった。
ロックンロールリバイバル→ダンスロックという音楽変遷の渦中にいたアーティスト。そして当時僕は青春真っ只中。最高なのは間違いない。
ただ、聴きながら、「懐かしいな~」と思ったのは、曲に対してだけじゃなくて、「ベスト」という形式にも。なんかすごく久しぶりな気がする。
サブスク全盛の現代において、ベストアルバムを作る意味って何なんだろうと。個々のアルバムからお気に入りをピックアップしてプレイリストを作れば、アーティストやレーベルが考える以上に自分に合ったベスト盤は簡単にできる。
カセットからMDの時代にも個人でベストは作れた。でもそれは、実体を伴っている時点で「偽物」と言える。売られているパッケージされたベスト盤が「オリジナル」という認識は強く、それ故に価値があったように思う。
ただ、今は本物がデジタル上であり、それを繋ぎ合わせたものに本物も偽物もない。「そんな時代でもベスト盤CDという形で持っておきたい」という気持ちはまだ分かるけど、それをサブスクで配信する意味って何なんだろうな~と思った。