日々是暇

ミナリ

今年のアカデミー賞作品賞ノミネート作。韓国映画ながら舞台は1980年代アメリカ。韓国から移住してきた家族が新天地で農業に挑戦する。

夢見る父親と、都市での現実的な生活をしたい母親、面倒見の良い長女と心臓に病気のある弟、そこに同居することになった母方の(根明の)おばあちゃん。その周りに謎の変人ポール等。

農業への挑戦が大筋ではあると思うけど、サクセスストーリーじゃない。家族・夫婦の葛藤、起こりうる優しい奇跡。もがきながら、ときに転んで、起き上がって、昨日よりもちょっと良くなって、また今日を頑張って生きて明日を迎える……まぁ、人生ってそういうものですが、そういうものだからこそ背中を押してくれる映画になっていると思った。

移民の話だから、ともすればがっつり社会メッセージ強めの作品にもなり得るなと思っていたら、そういった色はあまりなく。もちろんそれなりにアジア人としての視線や、ちょっと変わった人に対する偏見もあるけど、あくまでその時代の日常生活の背景として描かれるくらい。

ユーモアは散りばめられているけれど、パラサイトとは全く毛色の違うファミリーストーリー。さぁ、来週はノマドランド。

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