この正月はひたすらにテレビにかじりついていた。テレビ無い生活としては2か月分くらい視聴した気分だ。
紅白歌合戦は「無観客」というのが今までのものにどういう影響を及ぼすのか心配していたのが、逆にこれはこれでアリ。観客にペンライト振らせたり、無駄に審査員席にカメラ向けたりせず、ひたすらアーティストに焦点をあてた、研ぎ澄まされた歌謡ショーは、 逆にこっちの方が良いんじゃないかというくらい楽しめた。まぁ、それは他の音楽番組とほとんど同じものにはなっているけど…
年始は友人に勧められていたドラマ「逃げ恥」とアニメ映画「天気の子」。どちらも良い作品だったな。「逃げ恥」はマイノリティへの切り込み方がユーモラスに親密に描かれていて、問題の根本を視聴者に知らせようという志向が凝らされていた。(車種までセリフに入るスポンサー臭は鼻についたけど)
「天気の子」は、「世界がどうなってもゆずれないものがある」というのが大きなメッセージなのかなとは思うけど、このテーマ自体には既視感があったし、ちょっと薄味だったかな~というのが正直な感想。ひたすら物語が美しすぎるアニメーションに引きずられている感じだった。
この三番組、コロナ禍の世界へのエールというテーマが根底にある。それ自体を否定するつもりはないけど、そこまで現状を卑下することはないんじゃないかなというのが個人的な感想。紅白は合間合間に医療機関の映像を差し込み、逃げ恥は1回目の緊急事態宣言下の混乱で終わらせている。メディアの志向は分かるけど、危機を煽って「でも僕たちなら大丈夫!」と勝手に応援するマッチポンプには少し胃もたれしてたかな。
昨年末にTVerアプリを手に入れたし、今年も気になるドラマくらいは観ていこう。なんだかんだテレビはまだまだコミュニケーションの中心近くにはある。