久しぶりの大当たり。ずっと前に宮部みゆきさんがレビューしてた時から気になっていた作品をついに読了(読書期間は3日にも満たなかったが)。
ジャンルをいうのが難しい。大枠としては現在のフーダニットとして進んでいくが、それよりも印象的なのは主人公カイアの生い立ち。
現在と平行しつつ、過去のカイアの人生が語られていく。親に捨てられ、恋人にも捨てられ……大半を圧倒的な孤独と共に育っていく。一方現在軸では恋人であったチェイスの不自然な死の追跡からカイアが容疑者として浮かび上がってくる……
孤独に生きてきたつもりでも、数少ない触れ合ってくれた優しい人々、実は陰ながら見守っていてくれた人たちが法廷に集まって証言をしてきてくれる……迫力の法廷シーンに感動が満ちてくる。
ラストもまんまと裏切られたし、ミステリとしてもドキュメントとしても最高の一冊だった。これは誰にでもすすめたい。