戦争映画の古典らしい。
ポールが、学生から志願兵になり、実際の戦場で友人の死に接する等して戦争への価値観が変わり、故郷のその価値観とのギャップに違和感を感じ、最後は狙撃されて戦死する。
休憩、帰郷……色んなシーンで主人公たちが戦争を批判する。その批判は極めて普遍的であって、ひいては今のコロナ情勢にもなんだか突き刺さっていた。
反戦映画なのかな?―――と思ったら1929年にドイツから発表された反戦小説が原作らしい。こんなに素晴らしいものが生まれながら、十年後には第二次世界大戦に突入し、今も戦争は無くならない。
90年前の白黒の戦争映画ってどうなんだろう?と思っていたら、戦闘シーンは結構な迫力。細かく見れば同じコマを回しているようなシーンがあったり、爆発と関係ないところで人が倒れたりとありましたが、十分引き込まれる映像とストーリーでした。
のどかなハーモニカが聴こえてくる静かな戦場、塹壕の向こう側にいる蝶をつかまえようと手を伸ばして―――そこを狙撃手に撃たれて手が止まる。象徴的なラストだった。