日々是暇

国道6号より

今回3日間かけた理由に、長らく不通区間だった浪江町〜楢葉町を通過してみようというものがあった。首都圏内〜東北南部は結構回ったつもりでしたが、ここはずっと行けなかった。

2日目は南相馬のビジネスホテルに泊まり、雨降る朝から国道6号の南下を開始した。

まず浪江町は、平成29年に解除されてから2年経つわけですが、雨のせいもあるとは思いますが町は閑散。避難した半数以上の住民が帰らないことを決めているらしい。本当に厳しいなと。

そして解除に向けて動いている双葉町は、さらに厳しいというか……駅は新しいものに変わっていたものの、町のいたるところに進入禁止のフェンスが張られており、基本的に国道6号から脇道にそれることは不可能になっている。信号も全て黄色の点滅になっており、「立ち止まるな」という警告に見えて悲しい(なお、歩行者と軽車両の通過は禁止されている)。仮に規制が解除されたところで、ここに帰ろうとする人がどれだけいるか。いきなり「もう大丈夫です」と言われて「はいそうですか」となるか。

ちなみに、この日の計測器には「1.7マイクロシーベルト」が表示されていた。まぁ、平均すると「2マイクロシーベルト」くらいだろうか。

2×24×365÷1000=17.52(ミリシーベルト)

単にこの数字だけで見て、単に「危険とされている年間100ミリシーベルト」という基準と比べれば、大丈夫ということになる。

ただ、一方でこの数字は東京の約70倍(地域によっては100倍)である。この明らかに異常な数字をどうとらえるか。そもそも「危険とされている」だけで本当にこの数字に頼って良いのか。

通過中、初めて肉眼で福島第一原発を見た。

今まで特に意見を述べることは無かったし避けてきたきらいがあるけど、これだけの人の居場所を奪ったものが「良いもの」であるわけがないと思う。原発ゼロ法案は全く通る気配はないが、いつか頼らなくて良い日が来ることを期待しています。

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