なんというか、
昨日思いついて、伊豆に行ってきた。理由は去年知った爪木崎の水仙が見頃を迎えたらしいという知らせを受けたから。
9時くらいについて、撮影しようとしても、「辛うじて」見頃という感じで、斜面の水仙は強風で倒れていたり、茶色くなってしまっていたり。なので平面に整理された水仙にみんな集まっていたんです。
そこにいたEOS1Dの男性。すごい立ち位置にこだわっていて、何故か三脚を2台持っているなと思っていたら……1台の三脚はカメラのためではなく、セクシーな衣装に身を包んだお人形さんのお立ち台でした。
…………
もちろん、とやかく言う筋合いは全くない。これも一つの趣味だし……いや、しかし……
これが、オートサロンでカメラ小僧に辟易していた今日この頃、僕の目にはカメラ小僧の最終形に見えてしまって。何も言わない人形ならどんな要望、どんなポーズででも応えてくれると。
そう見えてしまうと、「なんかな~」と思ってしまい、レフ板を使ったり、小さなクシで人形の髪型を整え始めるのを見たら、もう、軽く軽蔑してしまっている気持ちを否めないのでした。
がしかし、いかんせんアングルは完璧(ものすごい水仙が密集しているポイント)なので、誰しもがそこで撮りたい。僕も撮りたいし、でもおじさん退きはしないのでその近くで撮っていたら……
「もしもし」と肩を叩かれる僕。
「撮っても良いですか」と訊かれる僕。
あ、ここから撮りたいのかなと思って「すみません、どうぞ」と言って退いたら、
「あ、私もお人形さん撮っても良いですか」
と。
「……あ、あれはあちらの方のものなので、あの方に訊いてください……」
お姉さんはどう思ったか。
結局はダウンに眼鏡に同じようなカメラを持っているし、今日ここに関してはカメラ小僧という括りに違いないことは否めない。
でも、他人でありたかった。どうすれば他人になれたんだろう。スーツでも着てれば良かったか。
まだ答えは出ない。